プロダクト

Sculpture No.1

Shiro Aoディレクションのもと、井口弘史*のデザイン、池田麻人(龍泉窯)によって製作された「Sculpture No.1」は、一点一点手づくりによるため、ひとつとして同じものはありません。十六日桜*から着想を得たデザインは、どんな場所にもなじみ、そっと見守ってくれる、そんな存在として大切に飾って置きたい一品です。

*十六日桜(いざよいざくら) : 
旧暦1月16日に咲くといわれる早咲きの桜。
愛媛の地に縁が深く、「めづらしや 梅の蕾に初桜 うそのやうな十六日桜 咲きにけり」と正岡子規に詠まれたように、家族円満、健康長寿の象徴として、古くから多くの歌が残されています。

*井口弘史 :
デザイン集団「ILLDOZER」を経て、2001年より自身の作品制作を主とする活動を始める。音楽とビジュアルの密接な関係性を意識した独特な世界感のグラフィックが特徴。クリエイティブシーンの一翼を担いながら音楽、ファッション、書籍などを中心に様々なメディアでアートワークを展開し続ける。作品集「CULT JAM」BARTS(TOKYO CULTUART by BEAMS)など。

Sculpture No.1

鈞窯(きんよう)*
front

Sculpture No.1

青白磁(せいはくじ)
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Sculpture No.1

鈞窯(きんよう)*
back

Sculpture No.1

青白磁(せいはくじ)
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*鈞窯(きんよう)
中国、宗・元の時代に誕生した澱青釉(でんせいゆう)といわれる青みのある失透釉のかかった陶磁器の総称。鮮やかな青色から青白色まで変化が多く、なかには、銅の発色によって華やかな赤紫色の斑紋を狙った技法があります。今回、龍泉窯で使用する釉薬には、酸化銅と酸化チタンが含まれているため、焼成中の窯の酸素量や温度によって変化の幅が大きく、仕上がりにひとつとして同じものはありません。

Sculpture No.1のお披露目となった「Sculpture No.1 / Shiro Ao by Hiroshi Iguchi @B GALLERY」(2021.03.05 – 03.28) の会場にて、上映された製作過程を伝える動画

撮影:曽我部洋平

Sculpture No.1のお披露目となった「Sculpture No.1 / Shiro Ao by Hiroshi Iguchi @B GALLERY」(2021.03.05 – 03.28) の会場にて、デザインを担当した井口弘史さんと今回の取り組みを振り返りながら、愛媛県砥部町で採れる良質な砥石「伊予砥」とそこで生み出される「砥部焼」の可能性、そして、プロジェクトに込めた想いとこれからの話を伺ったインタビュー記事も合わせてご覧ください。

Sculpture No.1をめぐる話 w/ Hiroshi Iguchi 前編
Sculpture No.1をめぐる話 w/ Hiroshi Iguchi 後編

商品はオンラインストア(WHITE/BLUE)よりご購入頂けます。


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