プロダクト

Standard Series 01 (STD01)

今の暮らしに馴染む、砥部焼のスタンダードとして

「砥部焼」として長い時間をかけて受け継がれてきた伝統をもとに、今の暮らしに馴染む、日常使いの器として提案するスタンダードシリーズ。『白青』のディレクションの元、複数の窯元が製作を行っています。「くらわんか碗」に象徴されるStandard Series 01は、現在製造されている砥部焼を代表する形や色を基準としつつ、今の暮らしに馴むようにデザインされています。

STD01の呉須

砥部焼を彩る美しい藍色の呉須は、コバルトを主成分とした顔料によるもので、釉薬をかけて焼くことで藍色に発色します。砥部では、焼いた泥を混ぜた「泥呉須」と呼ばれるものを使っていて、鉄分やマンガンなどの不純物によって色の渋みが変わるため、各窯元がそれぞれの配合を工夫した呉須を使っています。Standard Series 01ではテストを重ね、最も砥部焼らしい藍色の表現を目指しました。

STD01を象徴するくらわんか碗 / Kurawanka

白青のくらわんか碗は、砥部の窯元で受け継がれてきた形状をベースに、今の暮らしに合わせ、より多くの人々に使っていただけるように考えられています。しっかりとした厚みと手に馴染む安定感はそのままに、内側を削り込むことで軽く感じられるようにバランスを整えています。

「くらわんか碗」は、江戸時代から続く庶民にとっての普段使いの飯碗です。砥部焼の他に、長崎県の波佐見焼、大阪府の古曽部焼などの産地で作られ、その名前の由来は、淀川を通る客船に近づいて「酒食らわんか餅食らわんか(食わないのか)」と乱暴な言葉で囃しながら食事やお酒などを売った「くらわんか舟」にあります。その様子は歌川広重の判画「京都名所之内淀川」や十返舎一九の劇作「東海道中膝栗毛」にも描かれており、今でも川底から当時の飯碗が出土するといわれています。庶民が安価に手にすることができたため、それまで高級品とされていた磁器のイメージを刷新し、普段使いの食器として広く普及するきっかけになったとも言われています。不安定な船の上でも安定して使えるよう、高台(コウダイ)と呼ばれる底の部分が高く広くしつらえてあるのが特徴です。

一生、毎日使う。くらわんか碗無期限保証

「くらわんか碗」に象徴される『白青』の器を毎日、気持ち良く使っていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。安心できる、きちんとした器と過ごす日々の大切さ。非常にシンプルなことですが、『白青』が伝えたいのは、そう言った日常とそれを可能にする手仕事の素晴らしさです。
つくり手と使い手の関係を少しだけ新しくしたい。そんな思いで2020年より、「くらわんか碗」の保証サービスを始めることにしました。
『白青』の「くらわんか碗」をもし壊してしまっても、往復送料のみをご負担いただければ、一回に限り無償で新しい商品とお取り替えさせていただきます。
暮らし方が選べる今だからこそ、一生、毎日使う器と豊かな時間をお過ごしください。

くらわんか碗 無期限保証について詳しくは、こちらのページよりご覧ください。

鉢 / Bowl

砥部焼の特徴でもあるぽってりと丸みのある縁(玉縁)が優しく手に馴染む鉢。
異なるサイズの鉢も積み重ねて使用することもでき、収納スペースを有効活用することができます。
シンプルで温かみのある鉢は、シーンを問わず活躍します。

平皿 / Plate

シンプルな平皿は豊富なサイズで様々な使い方に対応します。
豆皿(φ90)、小皿(φ135)、中皿(φ165)、大皿(φ201)、特大皿(φ248)の5サイズのバリエーションが特徴です。
砥部焼ならではの安定感が和洋どちらの料理もしっかり引き立てます。

湯呑み / Tea cup

ライフスタイルに合わせた様々な使い方ができるたっぷりサイズの湯呑。暖かいお茶やコーヒー、焼酎の水割りも、これひとつで楽しめます。

蕎麦猪口 / Cup

お蕎麦を楽しむだけでなく、スープやデザートにも大活躍する蕎麦猪口。重ねて収納できるすっきりとしたデザインです。
豆皿と合わせての利用もおすすめです。


商品はオンラインストア(WHITE/BLUE)よりご購入頂けます。


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