プロダクト
Sculpture No.1 anagama
Sculpture No.1について
「Sculpture No.1」は、愛媛県砥部町で採れる良質な陶石「伊予砥」と、伊予砥を原料として240年受け継がれてきた「砥部焼」の産業の可能性を探るプロジェクト「Shiro Ao」とデザイナ一井口弘史による新しい試みとして2021年にスタートしました。
古くから多くの歌に詠まれたように家族円満満、健康長寿の象徴である「十六日桜」から着想を得たデザインは、伊予砥の質感と砥部の産地で引き継がれてきた技術、そして、砥部で独自に活動を続ける池田麻人(龍泉窯)の感性によって、新たしさとずっとそこにあるようなまいの両面をもつ、不思議な存在感が特徴です。
anagama「穴窯」について
2024年4月に開催された、「Sculpture No.1 / Shiro Ao by Hiroshi Iguchi at WHITE/BLUE」にてスペシャルバージョンとして「Sculpture No.1 anagama」が生まれました。
穴窯は、日本が古墳時代だった五世紀頃に朝鮮半島から伝わったもので、日本最古の窯と言われています。 陶芸は成形、素焼き、施釉、本焼きという工程が一般的ですが、穴窯の場合は成形乾燥後に本焼きを行います。従って、薪の灰が自然に作品に降りかかり、それが自然釉となります。窯の構成上、炎が前方から後方へ通り抜けるので、その炎の当たり方、入れた場所により燃えた薪の灰が作品に被り、ひとつひとつ異なった色や表情が表れることが最大の魅力です。
商品に関するお問い合わせはこちらより
Photo A~E:Yohei Sogabe
Photo 1~45:Yusuke Wakabayashi